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研究協議会
公民連携による
エリア一体型ストック・リデザインの戦略

 人口減少時代を迎える我が国では、既存の建築ストックの活用を前提としたまちづくり(以下、ストック・リデザイン)が重要となる。様々な都市で推進されている民間ストックのリデザインは、まちに分散する空き家や空き店舗をターゲットにするため、虫食い的に展開されることが多い。一方、ウォーカブルシティに向けた道路空間の再配分や民間事業者の参入による公園の再整備など、公共ストックのリデザインも進みつつあるが、民間ストックのリデザインとの関係性は少ない状況にある。再開発とストック・リデザインとの関係で言えば、再開発の対案としてのストック・リデザイン、再開発と連動したストック・リデザインなど多様な姿が現出しつつある。今後はこれらを統合し、多様な主体が参画する公民連携によるエリア一体型ストック・リデザインを推進する必要があると考える。

 

 本研究協議会では、以下の2つの論点を提示する。第1に、行政と民間という立場が異なる主体が将来ビジョンを共有するための「共感のデザイン」のあり方である。まちのストーリー(ヒストリー)、ストックのストーリー、ストック・リデザインのストーリーなどの共有から始める必要があるだろう。また、直接的に事業に関わる主体以外に、実際にまちを利用する市民の共感を得ることも重要である。第2に、ビジョンを実現するための「戦略のデザイン」のあり方である。アーバントリアージ、効果的な布石の打ち方、事業の進め方の戦略、中間支援のあり方、柔軟な進行管理など、考えるべき課題は多い。地方都市で展開されつつある5つの先進事例の報告を素材としながら、公民連携によるエリア一体型ストック・リデザインを実現するための戦略について議論したい。

日本建築学会 都市計画委員会

 

地方都市ストックリデザイン小委員会

           主 査  松浦 健治郎  千葉大学

   幹 事  石村 寿浩   ランドブレイン

   幹 事  長 聡子    西日本工業大学

        浅野 純一郎  豊橋技術科学大学

        阿部 俊彦   立命館大学

        石黒 卓    アーバンデザインセンター大宮

        内田 晃    北九州市立大学

        内田 奈芳美  埼玉大学

        小林 剛士   山口大学

        佐藤 芳治   宮城学院女子大学

        永瀬 節治   和歌山大学

        野原 卓    横浜国立大学

        益尾 孝祐   愛知工業大学

        尹 荘植    横浜国立大学

        渡部 典大   北海道大学

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■日  時 :2025年9月12日(金)9:00~12:30

■会  場 :九州大学イーストゾーン イースト1・2号館 D-103室

■司会  :長 聡子(西日本工業大学)

■副司会 :石村 壽浩(ランドブレイン)

■記録  :小林 剛士(山口大学)

                

■1.主旨説明 松浦 健治郎(千葉大学)

■2.主題解説

 ❶公の大きなリノベーションと民の小さなリノベーションの相互作用による

  自治再生:岡崎市

                       藤村 龍至(東京藝術大学)

 ❷小さなストック・リデザインの積み重ね:北九州市

遠矢 弘毅(北九州家守舎)

 ❸歴史的ストックと再開発が融合した公民連携による

  エリア一体型リデザイン:熊本市

 田中 智之(早稲田大学)

 ❹小さなエリアに限定して、公民連携でストック・リデザインを

  集中的に展開:前橋市

日下田 伸(前橋デザインコミッション)

 ❺「県都まちなか再生ファンド」を活用した「小規模連鎖型更新」

  の促進:福井市

原田 陽子(福井大学)

■3.討論    コメンテーター:内田 奈芳美(埼玉大学)

■4.まとめ           浅野 純一郎(豊橋技術科学大学)

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